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➡N.E.blood 21 vol.78 吉賀伸展, vol.79 千葉幸子展

N.E.blood 21”は精力的に制作、発表を行っている東北・北海道在住若手作家を紹介するシリーズ企画です。毎年複数の作家を取り上げ、美術館とアーティストとの新しい関係を模索しつつ、作家同士のネットワーク形成を念頭に置き展覧会を開催しています。

第78回目は山形県山形市在住の作家‐吉賀 伸(よしか しん)、第79回目は岩手県盛岡市在住の作家‐千葉 幸子(ちば さちこ)を紹介します。

N.E.blood21展は観覧料は無料、開催期間は2022年6月1日(水)から7月18日(月)までとなります。

 

vol.78 吉賀 伸展

1976年山口県に生まれた吉賀は2003年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2009年より東北芸術工科大学にて教鞭を執っています。これまで多数の個展・グループ展等において陶彫刻作品を発表し、2002年第3回日本ユーモア陶彫展’02大賞をはじめ、2005年第67回新制作展新作家賞、2007年五島記念文化賞美術新人賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

吉賀は山形への移住を機に東北の自然をモチーフの基に据えています。「陶」は自然由来の土と水を用いた造形と乾燥の後に、焼成を経て完成に至ります。吉賀は各工程で土と呼吸を合わせるかのように向き合い、美しくも厳しい自然を表現しています。作品は自然に対する畏敬の念を表すかのように威厳に満ち、圧倒的な存在感を放っています。

 

  

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vol.79 千葉 幸子展

千葉は1977年岩手県盛岡市生まれ。2009年に岩手大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修を修了。盛岡市を拠点として自然や身近な風景をモチーフとした油彩画を制作、個展、グループ展で精力的に作品を発表しています。

同じ風景でも見る人によって、あるいは同一人物でも年齢やその時々の感情などによって印象や感じ方は異なります。例えば海の風景―。ある時は清々しく、またある時はもの悲しく、侘しく感じることもあるでしょう。写真に写ることのないその印象や微かな心の内は、絵や言葉、音として表現することで初めてその姿を現します。そして他者はその表現を通じて作者の想いや印象を想像することができます。

本展では、気仙沼の風景を描いた新作を含む千葉の油彩画作品約25点を展示します。千葉は現在の気仙沼にどんな印象を抱き、絵の中にどんな想いを込めたのでしょうか。画面の絵具の色や筆のストロークなどから、その想いを探ってみましょう。

 

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展示の一部をご紹介

 


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