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➡N.E.blood 21 vol.82 田中望展, vol.83 小太刀理予展 5月31日(水)より

N.E.blood 21”は精力的に制作、発表を行っている東北・北海道在住若手作家を紹介するシリーズ企画です。毎年複数の作家を取り上げ、美術館とアーティストとの新しい関係を模索しつつ、作家同士のネットワーク形成を念頭に置き展覧会を開催しています。

第82回目は宮城県仙台市在住の作家‐田中 望(たなか のぞみ)、第83回目は北海道札幌市在住の作家‐小太刀 理予(こだち りよ)を紹介します。

N.E.blood21展は観覧料は無料、開催期間は2023年5月31日(水)から7月17日(月祝)までとなります。

 

vol.82 田中 望展

田中は1989年宮城県生まれ。2017年 東北芸術工科大学大学院 芸術工学研究科 芸術工学専攻 博士課程修了、博士(芸術工学)。

衣食住をはじめとした暮らしを取り巻く環境とそのコンテクストからなる場所placeを対象に、芸術的アプローチからフィールドワークを行い、現場で生じた問いを表現します。

研究では、地域のアートプロジェクトにおけるサイトスペシフィカルな表現、地域の場所性(文化や歴史、人々)との関係性の中で立ち現れる表現について研究しています。また、まちづくりとアートの関係について、地域における創造活動の面から分析、実践しています。

フィールドワークによる取材を基に、その土地の記憶や人々の暮らし、文化を絵巻を思わせる画風で描いています。本展では、気仙沼地域を取材対象とした最新作や灯篭仕立ての作品など併せて約20点を展示します。

  

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vol.83 小太刀 理予展

小太刀は1997年栃木県生まれ、2022年に東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻絵画研究領域を修了。油彩、アクリル彩による平面作品を制作し、グループ展・公募展を中心に精力的に発表しています。

小太刀の絵画には、一見すると誰もが一度はどこかで目にしたことがあるような風景が描かれています。しかし、大方からすれば何気ない風景も、ある人にとっては思い入れの深い場所だったり、いつまでも記憶に残る景色、その人物の人間形成に深く関わる大事な景色だったりします。

まるで、風景を思い浮かべては消えゆく脳内映像を映し出したかのような小太刀の絵画は、見る者に自らの記憶の景色を想起させ、同時にそれを映し出す投影幕としての役目を果たしてくれます。作品を通じ記憶を手繰ることで思いもよらぬ“あの時・あの場所”の思い出や感情などを呼び覚ます追憶の機会となるかもしれません。

  

 

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