138-5, Akaiwa Makisawa, Kesennuma, Miyagi,988-0171, Japan

riasark.m@nifty.com

TEL:0226-24-1611
FAX:0226-24-1448
HOURS:9:30am-5:00pm(Last entry at 4:30)
CLOSED:Monday and Tuesday, excluding when National holidays fall on Monday and Tuesday.

新着情報

➡11月3日(日)文化の日:無料観覧のご案内

「文化の日」令和6年11月3日(日)は全館展示観覧料が無料となります。

この機会にぜひ美術館に足をお運びください。

〇無料となる展示:「歴史・民俗資料常設展示」・「美術作品常設展示」・「東日本大震災の記録と津波の災害史」


➡リアス・アーク美術館開館30周年記念展シンポジウム開催のお知らせ

 

「強く優しく美しいまちをデザインする」~過去・現在・未来をつなぐ関係構築のために~

現在開催中のリアス·アーク美術館開館30周年記念展の関連イベントの一つとしてシンポジウムが開催されます。

開催日時は2024年9月29日(日)10:10~17:00

※詳細は下記の画像をクリック・タップでご覧いただけます。

     

 


➡リアス·アーク美術館開館30周年記念展のお知らせ

 

開館30周年記念展企画ワークショップ・プロデュース「デザインってなんだ?」~グラフィックデザインとひと・まち・くらし~

リアス・アーク美術館は2024年10月25日に開館30周年を迎えます。本展はそれを記念した特別企画展覧会で、地元の高校生を中心メンバーとした「開館30周年記念展企画ワークショップ」が企画・プロデュースしています。
本展では「グラフィックデザイン」を手がかりに、私たちの周辺にあるデザインとデザイナーの思考などに触れ魅力を感じてもらいながら、現在の社会におけるデザインの役割を理解するとともに、デザインを通して当圏域の地域性や歴史、産業などについて考察する展覧会です。

老舗海産物店の旧ラベルの展示解説や地元発信のグラフィックデザインの展示とデザイナーによる解説、パッケージクラフト作家高橋和真の作品展、「昭和レトロ」デザイン・昭和家電の展示など全部で6つのトピックを設け、それぞれ独立したテーマでデザイン資料や作品を紹介し、楽しみながらその知見を深める試みとしています。
展示以外にも、デザイン缶バッジ制作体験やフォトスポットの設置、ミュージアムグッズ販売、レストランコラボメニューの提供、さらに今後の「まちづくり」にも視野を広げたトークイベントなどの場を設け、多くの方々にデザインへ親しみを持って関心を高めていただけるよう、多角度から考察できる構成としています。ワークショップメンバーの想いが詰まった展覧会を多くの方にお楽しみいただければ幸いです。

開催期間は2024年9月18日(水)から10月27日(日)までとなります。

 

※画像をクリック・タッチで大きいサイズでご覧になれます。


➡公募展【~東北・北海道の風景と私~】第8回作品募集‼

 

「LANDSCAPE of N.E.Vol.8」~東北・北海道の風景と私~

◆絵画作品募集について:

リアス・アーク美術館では東北・北海道に暮らす人間の気質、気候風土、歴史、文化などを追究する活動を継続しています。 平成20年度 より開催している本公募展は 、 東北・北海道の現在的風景を収集する継続型公募展であり 、令和4年度までに7回の公募と5 回※1の展覧会を開催してい ます 。また優秀な作品に関しては館のコレクション※2としています。

本公募展の開催目的は 、「 残しておきたかった、なくなるとは思っていなかった風景、一時代、その場所で暮らした人々の精神に影響を与えたと思われる風景 」などを絵画作品として後世に残していくことです 。具体的には「 ① ごく日常的に生活の場として存在し、日々変化しながら失われていく風景、②暮らしと密着した風景、人間の暮らしとともにある風景、③土地の文化、歴史を湛えた風景 」を収集、保存することで す 。この目的は今後も変わることなく継続されるものですが、東日本大震災により、風景が激変したことを考慮し、第3回展より「失われてしまった風景、記憶の中の風景 」作品も公募の対象としてい ます 。また、第 7 回展より公募の趣旨を明瞭にしつつ、表現の多様性を受け入れやすくすることを目的として展覧会タイトル を【「 LANDSCAPE of N.E. 」~東北・北海道の風景と私~】に改め 、人が居る風景、暮らしの一部を描いた作品も募集対象とするものであることを明確にしています。

以上、リアス・アーク美術館はこれらの趣旨に合致する東北・北海道の風景絵画作品を公募いたします。普段風景画を描かないという方も含め、改めて身の回りの身近な風景、人の暮らしに目を向け、それを残す活動にご参加いただければ幸いです。

 

※1:東日本大震災発生により第2回展は公募 ・ 審査 ・ 表彰のみ。またコロナウイルス感染症による臨時休館措置のため第6回展は公募、審査、表彰のみ。
※2:第2回展、第6回展も含め、これまでに7回分35 点を館収蔵品としている。

 

◆作品公募について:

※作品応募の際には応募要項に添付の応募票が必要です。詳しくは当館までお問い合わせください。なお、募集要項の配布は2024年7月からとなります。

 

○募集期間:2024年10月9日(水)~11月10日(日)

○募集地域:東北6県並びに北海道に要綱を配布。(第1回~7回展に準じる)

応募用紙配布の他にこちらの下記募集要項からもご確認できます。応募用紙の原本はB4サイズとなっておりますが、印刷の際はA3用紙を使われると思います。そのままでも拡大印刷でも問題ありません。

★第8回風景画公募展募集要項表面 

★第8回風景画公募展募集要項裏面 ⇦こちら2つをクリックで開けます

◎エントリー用紙面のみ(A4用紙サイズで印刷できます) ⇦A3サイズ印刷ができない方にはこちらが便利です。

※応募用紙Bは作品の木枠右上にテープでお願いします。糊付けは不可になります。お気をつけ下さい。   

○応募の条件=出品は未発表作品1人1点とする。

○応募資格=東北・北海道在住、あるいは出身である。16歳以上である。

(学生、一般、経歴を問わない。)

○作品=素材:油彩作品あるいはアクリル画。キャンバス使用。

サイズ:10~20号(F/S/P/M、縦横不問、規定外不可)

○審査、展示に耐えられる枠(幅、厚み6㎝以内)をつけること。ガラス、アクリル入りの本額不可

詳しくは募集要項をご確認ください。

◆審査について:

応募された作品から審査の上、50点を入選とし、【「LANDSCAPE of N.E. Vol.8」

~東北・北海道の風景~】展(2025年4~6月中に約40日間開催予定)に展示。

※選外となった作品は着払いで返却させていただきます。

審査結果送付の際、作品の返却日程を合わせて連絡いたします。

搬送中の作品破損、事故等に関してリアス・アーク美術館は一切の責任を負いません。返却に耐えられる梱包をお願いいたします。

 

○審査結果の発表:

2025年1月中に審査結果を郵送。

 

○入選:50点

※優秀作品以外の入選作品は展覧会終了後、着払いで返却させていただきます。

 

※入選50点の内、入賞(優秀作品)5点選考

優秀作品5点から

最優秀賞:1点・優秀賞:4点

※優秀作品5点は美術館に寄贈(辞退不可)、パブリックコレクションとなります。

 

※賞金:最優秀賞50万円・優秀賞10万円(第1回~7回展賞金額と同額)

 

○審査員(第1回展~7回展と同一2名招聘。その他美術館学芸員が行う)

○千葉和男(ちばかずお):

洋画家。1948年生まれ。岩手県前沢町(現奥州市)出身。現在仙台市在住。

 

○本田 健 (ほんだたけし):

画家。1958年生まれ。山口県長門市出身。現在岩手県遠野市在住。


➡うみとも展開催中 7月28日(日)まで

リアス・アーク美術館の円卓会議から生まれた「もったいないプロジェクト」。そのプロジェクト実現の第一弾として、円卓会議メンバーの阿部正太郎との共催による企画展を開催します。

公式インスタグラムリンク→ うみとも展2024 こちらもご覧になって下さい。

 

若手漁師×美術館という地域ならではのコラボ!海との生き方、一緒に考えてみませんか?

「リアス・アーク美術館 円卓会議」とは、教育普及事業として地域で活躍している多様な人材をメンバーに迎え、美術館と地域住民が目線を重ね、「地域の未来を共に創造する仲間として語り合う場を生み出す」ことを目的としています。

 

 


➡開館30周年記念企画【グラフィックデザインコンテスト】入賞・入選作品の発表

2024年5月10日(金)~7月4日(木)の期間で募集をしていた開館30周年記念企画【グラフィックデザインコンテスト】には全国から140人・182点の作品が寄せられました。

本コンテストの審査会が7月15日に行われ、入賞作品3点と入選作品20点が選出されました。

 

入賞・入選者は以下の通りです。

 

グランプリ

・・・岩崎姫乃

 

優秀賞

・・・岡野柊

・・・笹谷成実

 

入選

・・・飯淵岬/砂金里奈/石黒央華/泉田華那/小野寺柚子

・・・小野寺玲陽/管野沙紀/菊池珠羽/金須麻衣子/駒木根未希

・・・金野菜央/佐藤好羽/佐藤匠/佐藤佑美/千葉俊哉

・・・永沼いおり/西澤由美子/畠山貴理子/早瀬宏和/藤原和矩

※五十音順敬称略

 

お寄せいただいた作品の多くは当館の活動や展示品が豊かに表現され、本コンテストの趣旨に沿った佳作が多く見受けられました。

審査会も予定時間を大幅に超えるなど白熱した審査となりました。(審査員=デザイナー :志田淳氏、デザイナー :白田亜悠氏、当館館長、学芸員)

なお、入賞・入選作品は秋の展覧会(下記参照)にて展示されます。また入賞作品3点は当館のミュージアムグッズのデザインとして採用されます。

入賞・入選された方々には個別にご連絡差し上げる予定です。また入賞者3名を対象とした表彰式を展覧会会期中に執り行う予定としております。期日などは追ってご連絡いたします。

 

本コンテストにご応募いただいた多くの皆様と関係各位に心より御礼申し上げます。またこのような機会がございましたらご参加いただけましたら幸いです。

 

 

展覧会のご案内

開館30周年記念展企画ワークショッププロデュース 【デザインってなんだ?グラフィックデザインとひと・まち・くらし】

会期 令和6年9月18日(水)~10月27日(日) 観覧無料

 

 


➡「新!方舟祭2024」参加者募集

「方舟祭(はこぶねさい)」は幅広い芸術活動の発表の場として、美術館施設利用の可能性を模索する当館主催の文化祭です。一般から参加者を募り、リアス・アーク美術館の定める様式で絵画や書、写真、工芸・パフォーマンス等の発表を行います。2003年の企画創設から、これまでに17回開催しています。参加料、観覧料は無料。会期を5期に分け、週替わりのリレー方式で各期間に複数の展示・発表を行います。

本展は例年9月から10月にかけて開催してきましたが、今年度はリアス・アーク美術館開館30周年を記念する特別展との兼ね合いにより、例年と異なる開催期間、募集期間となっております。またそれに伴い、例年は6期設けていた会期も5期での開催となります。応募過多の場合は抽選で参加者を決定させていただきますので、予めご了承ください。参加希望の方は本展の趣旨と概要、留意点等をよくお確かめの上、ご応募ください。その他、ご不明な点は当館「方舟祭係」までお問い合わせください。

 

会  期  令和6年11月21日(木)~12月22日(日)

会  場  圏域ギャラリー・エントランスホール・コモンホール・ハイビジョンギャラリー・屋外展示場

募集期間 令和6年7月13日(土)9:30~8月12日(月・祝)17:00

応募方法 エントリー票に必要事項を記入し、2F受付カウンターにて直接提出してください。

参加者選定及び通知 エントリー票及び添付資料による書類審査。応募過多の場合は抽選とします。応募締切り後、当落選を当館より全応募者へ通知します。

打ち合せ 初回参加者打ち合わせは9月8日(日) 14:00~

     於:3Fハイビジョンギャラリーを予定しています。

打ち合わせでは日程・会場の割り振り、本展開催に関する内容をご提示します。

参加料 無料 ※観覧料も無料です。

 

●下記にある参加募集要項とエントリー用紙をダウンロード・印刷をしていただき、概要を良くお読みの上でどうぞご応募ください。

募集期間令和6年7月13日(土)9:30 ~8月12日(月・祝)17:00

 

    ★参加募集要項(PDFデータ)

    ★エントリー用紙(PDFデータ)  それぞれをクリック・タップで開いて下さい

 

募集要項等で質問・ご不明な点がございましたら電話・メールで美術館にご連絡下さい。


➡N.E.blood 21 vol.86 金子朋樹展, vol.87 小野寺裕展 6月15日(土)より

N.E.blood 21”は精力的に制作、発表を行っている東北・北海道在住若手作家を紹介するシリーズ企画です。毎年複数の作家を取り上げ、美術館とアーティストとの新しい関係を模索しつつ、作家同士のネットワーク形成を念頭に置き展覧会を開催しています。

第86回目は静岡県・山形県在住の作家‐金子 朋樹(かねこ ともき)、第87回目は宮城県在住の作家‐小野寺 裕(おのでら ゆう)を紹介します。

N.E.blood21展は観覧料は無料、開催期間は2024年6月15日(土)から8月18日(日)までとなります。

 

vol.86 金子 朋樹展

金子は1976年静岡県まれ。2006年東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻領域を修了。現在は東北芸術工科大学にて教鞭を執りつつ、個展・グループ展の作品発表のほか、展示企画、ワークショップなどの活動を行っています。

金子は故郷の静岡と、制作・仕事の現場である山形の両県に拠点を据えています。双方の自然観や信仰等を照合することで際立つ場所性、さらに双方間の反復移動を通じて顕在化する時間や空間への思索が、作品を制作する上で重要な意味を持つと金子は言います。

日本画の様式で描かれた深山幽谷の趣の中、霞の間から顔を覗かせる高層ビル群や塔、飛行物体に私たちは目を奪われるでしょう。泰然たる大自然を背景に、歴史や文明、文化、思想・信仰など多様なものが渾然一体となっている現代社会。金子はその縮図を様々な景色として私たちに提示しています。

  

画像をクリック・タッチで大きいサイズでご覧になれます。

 

vol.87 小野寺 裕展

小野寺は1989年宮城県多賀城市生まれ、2014年東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化洋画研究領域を修了。2022年より南三陸町に在住し中心商店街の店舗へ勤務しつつ、絵画・版画の制作活動と個展・グループ展での発表を精力的に行っています。

小野寺が描く作品には多くの動植物が登場します。簡明素朴な姿の動物たちはみな瞳を輝かせ、色彩鮮やかな植物たちはリズミカルに躍動しています。ダイナミックな画面は生命の力強さで溢れています。東日本大震災を機に死生観が大きく変わったという小野寺。本展ではその想いが垣間見える油彩画と同時並行で制作している銅版画、併せて約25点を展示します。

  

 

画像をクリック・タッチで大きいサイズでご覧になれます。

 

 

 


➡開館30周年記念企画【グラフィックデザインコンテスト】募集のお知らせ

●リアス・アーク美術館では開館30周年を記念した展覧会の企画にあたり、

グラフィックデザインのコンテストを開催し、入選作品を展覧会内で展示するとともに、

入賞作品をミュージアムグッズのデザイン原案として採用することとしました。

 

●本コンテストではリアス・アーク美術館とその活動をより多くの方に知っていただくことを

目的としミュージアムグッズに印刷するグラフィックデザインの原案を募集します。

 

応募期間は2024年5月10日(金)~7月4日(木)となります。たくさんのご応募お待ちしております。

 

グランプリ(1点)には賞金10万円、優秀賞(2点)5万円、また入賞・入選作品(20点)は当館開館30周年記念展にて展示予定となっています。

チラシ裏面の応募票に必要事項を記入し作品に添え、別途指定の様式にて応募期間内に当館へ提出してください。

詳細は下記のチラシをご覧ください。裏面は応募要項、応募票になっています。

 

※こちらをA4用紙に印刷してご使用いただけます。

 

画像をクリック・タップで大きなサイズで表示されます。

 

 

 


➡第8回 食と地域の暮らし展「暮らしをウツス」~佐々木徳朗写真展~

当館では地域文化を足元から捉えなおす試みとして「食」と人々の暮らしの営みを紹介するシリーズ企画「食と地域の暮らし」展を2007年より開催してきました。

第8回目となる本展では、気仙沼市在住の写真家、佐々木徳朗の写真から、地域の風景や「食」を含む暮らしの移り変わりについて考えます。

佐々木氏は昭和10年生まれ。昭和30年代から現在まで、約70年にわたり当地域の姿を一生活者の視点で、丁寧にカメラに収め続けています。これまで多数の展覧会や写真集の発行など、精力的に作品を発表してきました。本展では氏の膨大な写真の中から、これまで未発表だった作品も併せて約150点を公開します。

 

 

食と地域の暮らし展は観覧料は無料、開催期間は2024年4月10日(水)から6月2日(日)となります。
開館時間=9:30~17:00(入館は16:30まで)観覧料無料

 

 


イベント【リア美もったいないプロジェクト~リアス・アーク美術館利用拡大してみる会?~】を開催します!

リアス・アーク美術館では令和3年度より、教育普及事業として「リアス・アーク美術館 円卓会議」を開催してきました。同事業は地域で活躍している多様な人材をメンバーに迎え、美術館と地域住民が目線を重ね、「地域の未来を共に創造する仲間として語り合う場を生み出す」ことを目的としています。当イベントはリアス・アーク美術館の価値を地域住民に伝え、利用を促進するために、各メンバーが考えたアイデアを発表する、円卓会議プロデュース企画です。キーワードは「もったいない」。聴講すれば、あなたがまだ気が付いていない、リア美の潜在能力や魅力に出会えるかも!?

 

■日時:2月25日(日)13:30~(開場:13:00)

■場所:気仙沼市まち・ひと・しごと交流プラザ 軽運動(注意:会場は美術館ではありません!)

■定員:100名(先着順)

■料金:無料

■申し込み:聴講は不要。託児は申し込み必要(先着順・申し込み期限あり)

 

詳細は以下のイベントページよりご確認ください。

https://fb.me/e/4YaBw75tv

 

 

【問い合わせ】 リアス・アーク美術館(TEL: 0226-24-1611)

 

 


➡N.E.blood 21 vol.84 狩野宏明展, vol.85 只野彩佳展 2月10日(土)より

N.E.blood 21”は精力的に制作、発表を行っている東北・北海道在住若手作家を紹介するシリーズ企画です。毎年複数の作家を取り上げ、美術館とアーティストとの新しい関係を模索しつつ、作家同士のネットワーク形成を念頭に置き展覧会を開催しています。

第84回目は山形県在住の作家‐狩野 宏明(かの ひろあき)、第85回目は宮城県在住の作家‐只野 彩佳(ただの あやか)を紹介します。

N.E.blood21展は観覧料は無料、開催期間は2024年2月10日(土)から3月20日(水)までとなります。

 

vol.84 狩野 宏明展

狩野は1983年山形県生まれ、2010年筑波大学大学院博士後期課程人間総合科学研究科芸術専攻を修了。現在は東北芸術工科大学にて教鞭を執っています。油彩を中心とした絵画作品を制作、多くの個展・グループ展・公募展で精力的に発表し高い評価を得ています。

狩野の作品には実在する多様なモチーフを奇抜に組み合わせて構成されたシュールな光景が描かれています。構成要素のジャンルや様式は幅広く、洋の東西や有機-無機、人工-天然、アナログ-デジタル等を問いません。文化や歴史、世界線すらも超越した虚構の世界がキャンバスという無限の劇場で熱量高く繰り広げられています。

リアリズムによって緻密に描かれたモノたちは狩野の圧倒的な画力に支えられ、それぞれが存在感を放ちながらこの複雑な世界を成立させています。狩野が提示する世界から生まれ出る新しい感覚や価値観は私たちのイマジネーションを大いに掻き立てます。

  

画像をクリック・タッチで大きいサイズでご覧になれます。

 

vol.85 只野 彩佳展

只野は1992年宮城県生まれ、2018年東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻美術教育修士課程を修了。日本画画材を用いた風景作品を制作し、多くの個展・グループ展にて発表、高い評価を受けています。

只野は過去の個展で“汀線(ていせん)”という言葉を使っています。それは主に海と陸の境界線を指し、波や潮の干満などによって絶えず変動しています。留まることなく移り変わる自然の景色。只野はその刹那を切り取り、和紙に岩絵具という日本画の手法を用いて描いています。

流れ漂う雲、風に揺らめく木々や草花、陽に映える水面や山稜。景色を織り成す多くのモチーフは、まるで魔法をかけられたかのように豊かな光彩を放ち、その場の空気を孕んだより一層印象深い絵画となって私たちの脳裏に刻まれます。

  

 

画像をクリック・タッチで大きいサイズでご覧になれます。

 

YouTubeにてこちらの展覧会の紹介動画を公開しています。

リンクはこちら 【リアス・アーク美術館 展覧会紹介 N.E.blood 21展  Vol.84& Vol.85

 


➡第7回 リアス・ジュニア絵画コンクール展 開催

リアス・ジュニア絵画コンクールは、圏域内小学生を対象とした絵画公募展です。

気仙沼市、南三陸町で暮らす小学生ならば誰でも参加でき、出品作品は全て展示されます。また、入賞作品を表彰し、それらの作品が掲載された特製カレンダーは応募者と来場者に贈られます。さらに、入賞作品は美術館に収蔵され、地域の子供たちの暮らしの記憶として末永く大切に保管・活用されます。

本コンクールには292作品のご応募がありました。その中から大賞1点・優秀賞3点・佳作8点が選出されています。募集テーマは「あんなこと、こんなことしたよ」 。家族や友人との楽しかった思い出や驚いたこと、感動したこと、発見したことなどを題材に、色とりどりに描かれた作品が並びます。力作の数々を是非ご家族そろってお楽しみください。

●本展開催期間は2023年11月18日(土)~12月24日(日)となっております。
開館時間=9:30~17:00(入館は16:30まで)観覧料無料

※常設展は別料金となります。

 

  

※画像をクリック・タップでPDFデータが開きます。


➡新!方舟祭2023開催 9月21日(木)~

新!方舟祭2023は、幅広い芸術・創作活動の発表の機会を広く一般へ提供する当館主催の一般公募文化祭です。

本展は【展示部門】と【パフォーマンス部門】があり、一般参加22組による作品展示や、音楽発表等を6期にわたってリレー方式で行います。展示発表は毎週木曜日から始まり日曜日に終了します。※一部月曜日まで。水曜日は参加者の展示作業日ですので、お間違いのないようご注意願います。

リアス・アーク美術館を会場に繰り広げられる多様なジャンルの発表、異種共演をお楽しみください。

今年の会期は9月21日(木)~10月29日(日)です。

 

 

 

過去の方舟祭の様子(画像はクリックまたはタップで大きくできます)

「補陀寺仏像彫刻」
展示風景

「村上洋子と粘土の仲間達」
展示風景

「趣味の絵画会」
展示風景

「気仙沼ストリングスオーケストラ」
公演の様子

「生け花小原流」
展示風景

「お話サークルたんたん」
公演の様子

 

 

 

 


➡あれから12年 ~再読~ ファイト新聞展 8月5日(土)より

ファイト新聞再読。かつて多くの感動を呼んだ子供たちの物語がありました。時を経た今、改めてその表現の意味を読み返してみたいと思います。

本展ではリアス・アーク美術館が収蔵する「ファイト新聞」のオリジナル原稿の一部と、精巧に再現されたレプリカ55点とその他関連資料、解説パネル等の展示を通して、東日本大震災の被災を経験した子供たちが日々感じていた様々な想い、「ファイト新聞」という一つの表現活動が全国的な注目を浴びることで生じた様々な出来事など、その二面性も含め再検証するものです。

なお、本展はリアス・アーク美術館と一般社団法人ファイト新聞社による共同開催展です。

 

『あれから12年 ~再読~ ファイト新聞展』は観覧料は無料、開催期間は2023年8月5日(土)から8月27日(日)となります。

 

※画像をクリック・タッチで大きいサイズでご覧になれます

 

 

 


➡『すずめの戸締まり』新海誠監督直筆サイン入りパンフレットその他期間限定公開

気仙沼市民会館で行われた『すずめの戸締まり』上映会と新海誠監督の舞台挨拶の際、縁あって監督控室用のウェルカムボードを当館が作成しました。パンフレット、三本足のイス(全て監督直筆サイン入り)とともに、エントランスホールにて展示公開しています。

公開期間 6月10日(土)~6月30日(金)予定となっております。

 

 

ー期間限定公開についてー

アニメ映画『すずめの戸締まり』(原作・脚本・監督:新海誠/配給:東宝)は、東日本大震災を含む自然災害をテーマにした作品で、劇中には気仙沼市の「道の駅大谷海岸」が登場します。

令和5年5月28日、気仙沼市民会館で『すずめの戸締まり』の上映と監督の舞台挨拶が行われました。これは「気仙沼の文化を支えるホタルの会」の会長で、リアス・アーク美術館の前館長、佐藤光一氏が新海誠監督にお願いの手紙を送り、実現したものです。

上映会において、当館では控え室のウェルカムボードを作成しました(イラスト:遠藤満希)。監督は気に入ってくださり、自身のSNSでも紹介。さらにサインを書き入れ、公の場で公開することも許可していただきました。

上映会を実現させたスタッフの方々や、新海誠監督のご厚意に感謝と敬意を表し、ここに展示させていただきます。

 

 

 

 


➡N.E.blood 21 vol.82 田中望展, vol.83 小太刀理予展 5月31日(水)より

N.E.blood 21”は精力的に制作、発表を行っている東北・北海道在住若手作家を紹介するシリーズ企画です。毎年複数の作家を取り上げ、美術館とアーティストとの新しい関係を模索しつつ、作家同士のネットワーク形成を念頭に置き展覧会を開催しています。

第82回目は宮城県仙台市在住の作家‐田中 望(たなか のぞみ)、第83回目は北海道札幌市在住の作家‐小太刀 理予(こだち りよ)を紹介します。

N.E.blood21展は観覧料は無料、開催期間は2023年5月31日(水)から7月17日(月祝)までとなります。

 

vol.82 田中 望展

田中は1989年宮城県生まれ。2017年 東北芸術工科大学大学院 芸術工学研究科 芸術工学専攻 博士課程修了、博士(芸術工学)。

衣食住をはじめとした暮らしを取り巻く環境とそのコンテクストからなる場所placeを対象に、芸術的アプローチからフィールドワークを行い、現場で生じた問いを表現します。

研究では、地域のアートプロジェクトにおけるサイトスペシフィカルな表現、地域の場所性(文化や歴史、人々)との関係性の中で立ち現れる表現について研究しています。また、まちづくりとアートの関係について、地域における創造活動の面から分析、実践しています。

フィールドワークによる取材を基に、その土地の記憶や人々の暮らし、文化を絵巻を思わせる画風で描いています。本展では、気仙沼地域を取材対象とした最新作や灯篭仕立ての作品など併せて約20点を展示します。

  

画像をクリック・タッチで大きいサイズでご覧になれます。

 

vol.83 小太刀 理予展

小太刀は1997年栃木県生まれ、2022年に東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻絵画研究領域を修了。油彩、アクリル彩による平面作品を制作し、グループ展・公募展を中心に精力的に発表しています。

小太刀の絵画には、一見すると誰もが一度はどこかで目にしたことがあるような風景が描かれています。しかし、大方からすれば何気ない風景も、ある人にとっては思い入れの深い場所だったり、いつまでも記憶に残る景色、その人物の人間形成に深く関わる大事な景色だったりします。

まるで、風景を思い浮かべては消えゆく脳内映像を映し出したかのような小太刀の絵画は、見る者に自らの記憶の景色を想起させ、同時にそれを映し出す投影幕としての役目を果たしてくれます。作品を通じ記憶を手繰ることで思いもよらぬ“あの時・あの場所”の思い出や感情などを呼び覚ます追憶の機会となるかもしれません。

  

 

画像をクリック・タッチで大きいサイズでご覧になれます。


➡第7回東北・北海道の風景公募展

広く作品募集をしておりました「LANDSCAPE of N.E.Vol.7」東北・北海道の風景公募展が開催されます。

本展はコロナ禍によって中止となった第6回展の入賞作品5点も合わせて約50点の作品を展示いたします。

開催期間は2023年4月8日(土)から5月14日(日)まで。会場は圏域ギャラリーにて。入場無料ですので是非お気軽にご来場ください。

開館時間=9:30~17:00(最終入館は16:30まで)

 

    

※当展示のチラシになります。PDFデータになっておりますのでそれぞれ画像をクリック・タップで表示またはダウンロードされます。


➡N.E.blood 21 vol.80 齋藤大悟展, vol.81 伏見恵理子展 2月11日(土)より

N.E.blood 21”は精力的に制作、発表を行っている東北・北海道在住若手作家を紹介するシリーズ企画です。毎年複数の作家を取り上げ、美術館とアーティストとの新しい関係を模索しつつ、作家同士のネットワーク形成を念頭に置き展覧会を開催しています。

第80回目は秋田県にかほ市在住の作家‐齋藤 大悟(さいとう だいご)、第81回目は宮城県仙台市在住の作家‐伏見 恵理子(ふしみ えりこ)を紹介します。

N.E.blood21展は観覧料は無料、開催期間は2023年2月11日(土)から3月19日(日)までとなります。

 

vol.80 齋藤 大悟展

齋藤は1977年秋田県由利郡象潟町(現にかほ市)生まれ。2002年から本格的に写真をはじめ、現在ライフワークとして地元である象潟の海辺を中心に撮影し続け、個展・グループ展等において写真作品を発表しています。

日本海の色は太平洋と比較して色が濃いことから“鉛色”あるいは“鈍色(にびいろ)”の海と表現されることがあります。特に冬場の自然環境や天候などから一般に暗く重い印象のある日本海ですが、齋藤の写真には荘重な海の多様な姿が捉えられており、その懐の深さを感じさせます。長年にわたり日常的に海を見つめ続けてきた齋藤は、季節や時間帯、天候などで海が多彩な表情を見せることはもちろんのこと、その時々の自身の心情によっても写真が変化することを知っています。

私たちは齋藤の写真を通じ、秋田にかほの海の多様な姿を知ると同時に齋藤が海とともに過ごしてきた時間そのものに触れる機会となるでしょう。

 

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vol.81 伏見 恵理子展

伏見は1987年埼玉県生まれ。2014年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コースを修了。多くの個展・グループ展・公募展等にて平面作品を発表し、高い評価を受けています。

伏見の作品は、一見すると抽象画のような印象を受けますが、その原型は風景などのスケッチを基にした絵画です。両掌に収まるほどの紙に描かれた小さな絵は、ものによっては100号を超える大きな画布に拡大して描写されます。その際、制作に使用する画材(絵具)や支持体(紙)と筆致によって生じた「にじみ」や「かすれ」、「まざり」などの現象は、形象として模され再現されます。絵画の要素として再構築されたそれらの形象は、新たな息吹を吹き込まれ画面の中で躍動し、作品全体は以前と異なるイメージへと変容します。

スケッチを原点とする絵画は、様式の変質とともに変貌を遂げ、作家自身にとって未知なる新たな風景として眼前に立ち現れるのです。

 

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➡佐藤健吾エリオ油彩画展 開催のお知らせ

佐藤健吾エリオは、1968年ブラジル・サンパウロ生まれ。帰国後、幼少期、青年期を宮城県石巻市で過ごし、東京芸術大学美術学部油画専攻を卒業後、東京芸術大学大学院美術研究科を修了しました。1994年には日本で重要視される公募展の一つ、日動画廊主催の第29回「昭和会展」で「昭和会賞(最高賞)」を受賞するなど高い評価を受けた作家です。

東京を拠点に活動をしていた佐藤氏は、2007年に北海道河西郡の中札内村へ移住します。あこがれの十勝の地でアーティスト活動を続けていた佐藤氏でしたが、東日本大震災の前年にあたる2010年に、急逝されその短い生涯を閉じました。

近年、佐藤氏の初期から晩年にかけて制作された作品の一部が、一括で当館へ寄託されコレクションとなったことを受け、この機会に油彩画作品約45点を展示、紹介するものです。美術や表現と常に真摯に向き合っていた美術家=佐藤健吾エリオ。その卓越した技術と繊細な心模様を映した風景画や人物画をご堪能ください。

 

リアス·アーク美術館コレクションによる佐藤健吾エリオ油彩画展は観覧料は無料、開催期間は2022年8月6日(土)から8月28日(日)までとなります。

 

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